10年以上も腰痛に悩み、腰を治すためにあれこれとチャレンジした私が
腰痛予防に効果的な運動や日常生活でできる予防法を紹介します。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨量が減って骨がもろくなり、脊椎などがつぶれてしまう症状のことです。
骨量が減るということは、何も腰椎付近だけで起こることではなく全身で起こりえることなので、骨粗鬆症は、腰以外でも発症する可能性があります。
骨粗鬆症は、加齢と共になりやすくなるのですが、それは私たちの骨の再生能力が衰えていくからです。
人間は通常骨を損傷しても、骨を再生する能力を持っていて、人の骨は一般的に、年に20~30%は生まれ変わるといいます。
しかし、骨の損傷量(摩擦なども含めて失われた骨の量)と再生量のバランスが崩れ、骨の損失に対して再生が追いつかなくなっていきます。
骨の再生能力は年齢と共に低下していくので、骨粗鬆症になりやすくなるのは当然のこととして、そのほかにも、骨の形成源であるカルシウムが不足しても骨量は減っていきますし、女性ホルモンのバランス、骨量に対する体重のバランスなども影響してきます。
骨の量が減ると、骨の密度が減ります。
そうすると、骨と骨の間隔も狭くなっていき、そのことで加齢と共に腰が前かがみに歪んでいくことがあります。
骨粗鬆症を防ぐには、栄養のバランスが非常に大切です。
カルシウムの量を毎日きちんと摂取していくだけでなく、骨量再生に関係するビタミン類もしっかり摂取することを忘れないようにしなければなりません。
食生活次第で、骨粗鬆症は十分に防いでいけるとも言えるでしょう。