10年以上も腰痛に悩み、腰を治すためにあれこれとチャレンジした私が
腰痛予防に効果的な運動や日常生活でできる予防法を紹介します。
腰痛は腰の動かし方の問題だけで起こりうるのではありません。
実は、どんなに腰痛予防をしても、腰痛になるパターンがあります。
それが、内臓疾患による腰痛です。
腰痛の原因を作るのは、背骨にある腰椎の損傷や歪みのほかに、周りの筋肉、あるいは内臓に疾患があった場合は、腰椎の神経を圧迫して痛みを放出する場合が結構あるのです。
そういった腰痛になる原因は、子宮内膜症などの婦人科系疾患、尿路結石などの泌尿器科系疾患、十二指腸潰瘍などの消化器系疾患などです。
いずれも私たちの言うところの、「下腹部」にある疾患であることはお分かりいただけると思います。
下腹部、イコール腰椎付近ということですね。
例を挙げると、子宮内膜症が子宮左部にできている人は、腰痛の出方も左右で違ってきて、必ず左だけ痛みを感じます。
この場合、子宮の炎症や腫れが腰椎を圧迫しているので、子宮内膜症が根本的に治らないと、腰椎神経を圧迫し続けます。
いくら腰を守っても、効果がないのは明白でしょう。
また、子宮の痛みであるはずなのに、その部位が腰に近いので、腰痛の痛みと間違えてしまう可能性も否めません。
そのほかの疾患も同じことが言えます。
尿路結石は激しい痛みを伴います。
その痛みの影響は腰にも出ます。
腰痛と同時に健康上の問題も発生している場合は、このようなことも考慮して腰痛原因を探るといいと思います。