内臓疾患に起因する腰痛

内臓疾患に起因する腰痛

女性のお腹

腰痛は腰の動かし方の問題だけで起こりうるのではありません。

実は、どんなに腰痛予防をしても、腰痛になるパターンがあります。

それが、内臓疾患による腰痛です。

腰痛の原因を作るのは、背骨にある腰椎の損傷や歪みのほかに、周りの筋肉、あるいは内臓に疾患があった場合は、腰椎の神経を圧迫して痛みを放出する場合が結構あるのです。

そういった腰痛になる原因は、子宮内膜症などの婦人科系疾患、尿路結石などの泌尿器科系疾患、十二指腸潰瘍などの消化器系疾患などです。

いずれも私たちの言うところの、「下腹部」にある疾患であることはお分かりいただけると思います。

下腹部、イコール腰椎付近ということですね。

例を挙げると、子宮内膜症が子宮左部にできている人は、腰痛の出方も左右で違ってきて、必ず左だけ痛みを感じます。

この場合、子宮の炎症や腫れが腰椎を圧迫しているので、子宮内膜症が根本的に治らないと、腰椎神経を圧迫し続けます。

いくら腰を守っても、効果がないのは明白でしょう。

また、子宮の痛みであるはずなのに、その部位が腰に近いので、腰痛の痛みと間違えてしまう可能性も否めません。

そのほかの疾患も同じことが言えます。

尿路結石は激しい痛みを伴います。
その痛みの影響は腰にも出ます。

腰痛と同時に健康上の問題も発生している場合は、このようなことも考慮して腰痛原因を探るといいと思います。

腰痛の種類

  • 内臓疾患に起因する腰痛…内臓に疾患がある場合、腰椎の神経を圧迫して痛みの出る場合があります。
  • 腰痛症…患者の中で多数を占めるのが、腰痛症の患者です。
  • ぎっくり腰(急性腰痛症)…予期せぬところで急に腰に激痛が走り、全く動けなくなるような状態のこと。
  • 椎間板ヘルニア…椎間板が不自然な場所にせり出してしまう状態のこと。
  • 腰椎すべり症…腰椎の位置がずれてしまう症状のこと。
  • 腰部脊柱管狭窄症…脊椎の中を通る脊柱管が狭くなり、神経を圧迫するなどして障害が出る腰痛。
  • 骨粗鬆症…骨量が減って骨がもろくなり、脊椎などがつぶれてしまう症状のこと。
  • 坐骨神経痛…坐骨の神経が圧迫されることにより起こる痛みのこと。

スポンサードリンク