問診・触診

問診・触診

問診

私たちが腰の痛みを訴えて、具体的な診断名を把握するために、画像での検査が有効なのは事実なのですが、その前に、基本的な触診というものを行うことで、症状の概要を把握します。

私たちは、例えば痛みを腰の右側で感じているとしても、実際には痛みが右側に響いているだけで、違った部分に原因があることもあるのです。

そのような感覚と実際のズレを、医者のほうで確認していきます。

腰痛では、下股に痛みがあるかどうかが、症状を正確に把握する上で最も大きなポイントになります。

下股に痛みがあるだけでばく、臀部にも痛みがある人は、腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。

また、下股に痛みが広がっていない場合は、腰椎すべり症である可能性が高いとも言われていて、これらの症状を的確に把握するために、医者が触診で大まかなことを判断していきます。

自分で下股に痛みを感じていて、医者が的確な場所を触ったり押したりして、その痛みの出方を確認し、更に考えられる病気や症状を絞っていくのです。

触診があるからこそ、レントゲンやMRIで、どの部分を重点的に調べたらいいのかがわかるので、焦って画像検査しようと思っても、無駄なのです。

そうすると、見当違いな場所を撮影する可能性が高くなります。

まずは担当医に会ってできるだけ症状を細かく描写しながら話し、原因を特定するようにしましょう。

腰痛診断

  • 問診・触診…基本的な問診・触診を行うことで、症状の概要を把握します。
  • 神経学的検査…神経学の見地から症状を把握する、神経学的検査が行われます。
  • X線検査…骨の損傷を見分けるには一目瞭然の手段で、広く一般的に使われています。
  • CT検査…CTスキャンでは、ヒトの骨などの構造を断面から見ることができます。
  • MRI検査…磁気を活用して画像データを得る検査方法のことです。

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