10年以上も腰痛に悩み、腰を治すためにあれこれとチャレンジした私が
腰痛予防に効果的な運動や日常生活でできる予防法を紹介します。
腰痛には、実は心理的要因が多く働くと言われています。
心理的に負担になるような何かが起こったとき、私たちの体の神経は、想像するよりずっと敏感に反応しています。
普段とは違う筋肉の使い方をしていることが多く、体に余計な力を加えがちになります。
「緊張でコチコチになる」状態です。
そのような筋肉の硬直が長く続くと、血の巡りが悪くなり、腰を悪くする一因を作るのです。
またそれとは別に、医学的所見では何ともないのに、腰痛を訴える人がいます。
これは、深層心理を解き明かさないと腰痛が治らないパターンです。
その一例として、うつ病の患者を挙げましょう。
うつ病の患者に多い症状は、食欲減退、不眠、偏頭痛、そして腰痛などです。
こういったことがうつ病患者に起こる場合、その人の健康状態そのものには問題がないことが殆どです。
食欲がないことで、胃腸の病気を疑う人がいたとします。
そこで胃カメラをやってみたら、逆に胃の中がきれいだと言われてしまうのです。
こういう人の場合、当然、胃薬で症状が克服できるわけでもなく、腰痛に関しても、腰のマッサージや整体を受けても結局、体がすっきりせず、心理学、精神分析学に精通する先生のところで、原因を探っていくしかないのです。
このように、腰痛の原因が心理的なものにあった場合、発見をしにくく、なかなか治りづらいということがあり、ともすれば、原因のはっきりする腰痛に比べたらうんと厄介ですね。