神経学的検査

神経学的検査

神経

問診や触診では、医者のほうでそれぞれの患者が持つ痛みの特性などを大まかに把握していきますが、もう少し踏み込んだ検査として、神経学の見地から症状を把握する神経学的検査が行われます。

具体的に言うと、例えばベッドに横になり、仰向けに足を片方ずつ上げてみます。

その時、瞬間的に痛みが走るようだったら、椎間板ヘルニアの可能性があります。

このように、実際に体を動かしてみて、神経の反応を伺うような、幾つかの検査を行うのです。

因みに、足を上げて椎間板ヘルニアの可能性の有無を知るこの方法は、「ラセーグテスト」と呼ばれています。

そのほか、触診ではなく、実際に自らが体を動かしたりすることで、痛みの原因を探っていくいくつかの方法があり、それらをやって、実際にどこがどのように痛むのかを知ることは患者と医者の双方にとって、とても大切なこととなっていきます。

神経学的検査では、そのほかに、前屈・後屈をしてみる、体をひねってみるなどして、違和感や痛みがあるかどうかを確認していきます。

自分ではここが痛いと決めつけていても、医者の指示に従って体を動かしてみると、意外なところが痛みを持っていたりするものです。

素人にはわからないような神経の働きを専門家と確認することで、より痛みの実態がわかっていくようになります。

腰痛診断

  • 問診・触診…基本的な問診・触診を行うことで、症状の概要を把握します。
  • 神経学的検査…神経学の見地から症状を把握する、神経学的検査が行われます。
  • X線検査…骨の損傷を見分けるには一目瞭然の手段で、広く一般的に使われています。
  • CT検査…CTスキャンでは、ヒトの骨などの構造を断面から見ることができます。
  • MRI検査…磁気を活用して画像データを得る検査方法のことです。

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