10年以上も腰痛に悩み、腰を治すためにあれこれとチャレンジした私が
腰痛予防に効果的な運動や日常生活でできる予防法を紹介します。
LLST療法とは、座ったときにできる背骨の自然な湾曲を保存するように施す指導法です。
正しい姿勢を保つことで、腰痛のない生活を送っていこう、という目的があります。
この中で、正しい姿勢を守るポイントが6つあります。
1.年齢に応じた適度な湾曲具合を保つこと。
2.中腰などを避けるため、膝関節や股関節の運動を上手に使うこと
3.手でものを持つ作業では、できるだけ手を引いて体に近づけ、膝と股関節を利用する。
腕の力だけに頼ろうとしないこと。
4.前面と背面に適度な緊張を保つこと。
背骨を筋肉で支えるように意識すること。
5.腰を捻った状態で前かがみになったり後ろに反ったりしないこと。
6.良い姿勢であっても、基本的にはどの姿勢も30分以上持続させないこと。
これらのことは普段、腰にどれだけ負担をかけずに過ごすことができるかを網羅した、注意書きのようなものです。
また、私たちが日常生活で、意外とやってしまう、腰に負担をかける悪い癖を指摘しているものでもあり、よく読んで、LLST療法を実践していくと、腰痛になりづらくなるでしょう。
また、LLST療法の基本は、「腰の自然な前湾を保つ」ことです。
そのために、例えば座った姿勢をしているときは、腰枕などを使って湾曲を保つことも有効ですし、寝ているときにも、腰枕をすると楽に眠れることもあり、お勧めできると思います。