加齢による腰痛の悪化

加齢による腰痛の悪化

老夫婦

よくお年寄りを見ると、腰が急激に曲がっている方が多いことに気づきます。
若い人や中高年の人にはない、極端な曲がり方です。

このこともまた腰痛と大きな関係があります。

人間の体は、年を重ねるごとに、全ての部位において退化していきます。

顔にハリがなくなり、内臓機能が低下して、また病気後の回復が遅れるということが目立つようになります。

骨に関しても、同じことが言えるでしょう。

人は骨と骨をつなぐ関節を動かしながら生活していますが、時間が経つと、骨が摩耗していき、骨の形は変化していきます。

これを「加齢性疾患」又は「変形性腰痛」と言います。

そして、その変化を止めることは、現実的には不可能です。

ですから、腰椎がそのことで腰痛が引き起こされる、ということは、むしろ必然といえます。

だから、残念なことに、私たちは骨が変化していくことは止められないので、腰痛予防のために対策をすること以外には痛みを軽減することはできないでしょう。

若年層より高齢者のほうが、腰痛を持病とする人の割合が多いのは、そういうことです。

将来的に、骨のすり減りを最小限にするには、私たちは普段から姿勢を正しく保つこと、運動能力を下げないようにすること、そして、不自然な姿勢で長時間過ごさない習慣をつけていくことが必要になっていきます。

腰痛のメカニズムと原因

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