10年以上も腰痛に悩み、腰を治すためにあれこれとチャレンジした私が
腰痛予防に効果的な運動や日常生活でできる予防法を紹介します。
腰椎すべり症とは、腰椎の位置がずれてしまう症状のことです。
このことは腰痛の原因にもなり得るので、慎重に対処しなければなりません。
すべり症は、慢性的にもなりやすく、ぎっくり腰(急性腰痛症)の原因にもなります。
人の脊椎は、24の骨で構成されていますが、その中で腰にある椎骨が、前のめりに「ずるっ!」とすべってしまうように骨の位置がずれてしまいます。
先天的に椎骨が分離している人もいるのですが、たいていの人は腰椎あたりの筋肉を疲労するまで使ってしまい、耐久性を失うことで分離が生じます。
このようなことが起こる原因の一つは、人間の体が脆くなり、退化していくことに関係しています。
そのため、腰椎すべり症は、40代より上の方がかかりやすい腰の病気の種類になります。
そして、もう一つ大きな原因として挙げられるのは、スポーツなどによる疲労骨折です。
スポーツで腰椎付近を酷使しすぎると、当然疲労が蓄積され、あまり高齢になっていなくても、腰のトラブルに見舞われやすくなります。
腰椎すべり症には、元からの椎弓発育不全ですべり症になりやすい「形成不全性すべり症」や、激しいスポーツが原因で椎弓の関節突起間部の骨がずれてしまう「分離すべり症」、そして、腰椎などの老化によって骨が変形し、すべり症になる「変性すべり症」などがあります。