腰痛症

腰痛症

腰

腰痛の患者の中で、多数を占めるのが、腰痛症の患者です。

もっとも、これは正式な病名ではなく、強いて言うなら、という大まかなカテゴリだと思ってください。

というのは、腰痛の場合は、診断名がつけられないような症状の方が大変多いからです。

皆さんも「何となく腰が重い」「季節の変わり目だから腰がだるい」ということがあるでしょう。

かといって、その原因が決して椎間板ヘルニアや、骨密度の激減による骨粗鬆症であったりすることもないと思います。

何となく」で止まっていて、レントゲンなどの所見で一切悪いところが見つからないことが特徴です。

この場合、原因は、各々の体質や生活習慣に求めるしかありません。

腰の筋肉が養われていないのに座りっぱなしだったら、痛みが出てきてもおかしくないですし、骨の形の個性を考えれば症状が腰骨に出やすい人というのがいてもおかしくないでしょう。

大抵の方は、自分の生活と自身の体質を重ね合わせて考えると、何となく原因が見えてくるのが腰痛症の典型的な所見と言えます。

この場合、腰痛になりにくい体を作ることと、腰の痛みを和らげるような対処療法を受けることの同時進行で腰痛を治すことになります。

しかし、腰痛症はぶり返しやすいので、最終的には自分で努力して習慣や体質を改めていくことでしか、根本的な解決はできないと思います。

腰痛の種類

  • 内臓疾患に起因する腰痛…内臓に疾患がある場合、腰椎の神経を圧迫して痛みの出る場合があります。
  • 腰痛症…患者の中で多数を占めるのが、腰痛症の患者です。
  • ぎっくり腰(急性腰痛症)…予期せぬところで急に腰に激痛が走り、全く動けなくなるような状態のこと。
  • 椎間板ヘルニア…椎間板が不自然な場所にせり出してしまう状態のこと。
  • 腰椎すべり症…腰椎の位置がずれてしまう症状のこと。
  • 腰部脊柱管狭窄症…脊椎の中を通る脊柱管が狭くなり、神経を圧迫するなどして障害が出る腰痛。
  • 骨粗鬆症…骨量が減って骨がもろくなり、脊椎などがつぶれてしまう症状のこと。
  • 坐骨神経痛…坐骨の神経が圧迫されることにより起こる痛みのこと。

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