10年以上も腰痛に悩み、腰を治すためにあれこれとチャレンジした私が
腰痛予防に効果的な運動や日常生活でできる予防法を紹介します。
体重が腰痛に及ぼす影響は測り知れません。
体重を落とすことで腰痛が完全に治ってしまう例もあるくらい、体重は腰痛と深い関係性を持っているのです。
人にはそれぞれ標準体重があります。
それよりも体重がオーバーしているということは、常にそのオーバーしている分だけの重さの荷物を背負っているのと同じになります。
そうすると、体の筋肉や骨が重さに耐えられなくなり、悲鳴を上げるようになります。
また、肥満の方は、総じてお腹が出ているものです。
つまり、背面より前面に脂肪が溜まっていくわけです。
その脂肪に体が引っ張られないように、肥満の人は、胸を張る傾向があります。
お相撲さんを見ると、わかりやすいでしょう。
そうすると、背骨が変形していき、腰に悪影響を与えるようになっていきます。
また、それだけではなく、「太る」ということそのものが、時には腰痛に悪影響を与えます。
勿論、痩せろというのではなく、「急激な体重の変化」に対する警告です。
具体的な例を挙げると、1ヶ月に体重が5kgも太った場合、関節が急激な増量に耐えられなくなり、痛みが生じてきます。
体に急激な負担がかかれば、その体重を支える側が順応していけないのです。
このような短期間での増量は、腰だけでなく、全身の関節にダメージを与える原因にもなるので、いずれにしても、体重をコントロールすることは、腰痛にならない体づくりには大切になっていきます。